税理士試験と独学について岐阜市の児玉将治税理士事務所がご説明します。

税理士試験と独学

税理士試験に独学で合格できるか?その方法は?

税理士合格
税理士になるためには、ほとんどの場合年に1回実施される税理士試験に合格したうえで、実務経験を2年以上積む必要があります。
そもそも税理士試験の資格を得るのも容易ではなく、受験者はみな高いモチベーションをもって勉学を長い間積んできた人ばかりで、いわゆる記念受験者はほとんどいません。

このように難易度の高い税理士試験ですから、社会人や学生をしながら予備校に通って講義を受け、勉強する人が多くなっています。しかし、予備校に通うと時間もかかりますし、何より費用がかさみます。
そこで検討したいのが「独学」の可能性です。現在は良質な参考書も増えており、自分を律することさえできればひとりで勉強して税理士試験への合格を目指す可能性もありそうに思えます。今回の記事では、税理士試験に独学するための方法を検討します。

目次
  • 税理士試験は難易度が高い
  • 独学向きの科目
  • 独学に不向きの科目
  • まとめ

税理士試験は難易度が高い

大前提として、税理士試験はきわめて難易度が高いです。年に一回試験が開催され、11科目の試験科目のうち、必修科目や選択必修科目を含めて半数以下の5科目に合格すればよいのですが、個別の合格率はだいたい10〜20%ほど。10%を切ることもあります。

一度に5科目すべてを合格する必要はないので、一回1科目の合格を5回重ねればOKです。しかし、10人に1人しか合格できない試験を5回も受けるわけですから、完璧に近い勉強量だけでなく何年も続けるメンタルの強さが求められます。

この場合、予備校に通って講師やクラスメイトと知り合いになると、モチベーションが維持しやすいですよね。こうした意味でも、予備校に通うメリットがあります。


独学向きの科目

税理士試験の試験科目は11科目もありますが、中には独学でなんとかしやすい科目と独学しづらい科目があります。独学しやすいのは会計科目(簿記論・財務諸表論)です。

簿記論については日商簿記検定や中小企業診断士など、似たような科目があって、市販の簿記用の参考書がたくさん存在します。また、計算問題が多いため独学でも勉強量でカバーしやすいです。
また、財務諸表論についても他の試験で似たような科目があるため、市販の参考書でカバーできないことはありません。
これらの2科目は、予備校や講師の力を借りなくても参考書とネットの情報を駆使することで合格することは不可能ではありません。


独学に不向きの科目

何とか独学でカバーできる会計科目に対し、所得税法・法人税法・相続税法などといったいわゆる「国税3法」については、あまり独学には向いていません。そもそも試験対策に向いた参考書が少ないため、予備校に通っている人と独学の人との差が出やすいです。

また、税理士試験の受験順は会計科目→税法科目が一般的なので、税法科目にはすでに会計科目に合格した「強者」が集中します。現役ならではのアドバイスを聞き、細かいテクニックも含めて対策したいところなので予備校の方が向いていると言えるでしょう。


まとめ

独学するのであれば、会計科目だけにするのが無難です。会計科目は独学で合格できたとしても、税法科目を学ぶには予備校に通わないと合格するのは難しいでしょう。費用はかさみますが、税理士になれば高収入が期待できますから、それを頼みに3〜5年で全科目の合格目指しましょう。

(最終更新年月日:2017年4月8日)


関連記事

ホーム 業務案内 料金 事務所の特長 事務所概要 Q&A お問い合わせ